リースバックの実態と実例

物件の調査をスタートし、役所で必要書類を取得したところ、物件の内容も非常に複雑である事が判明しました。
「建築確認」は取れているが「検査済証」が取れていない問題や、接面道路の扱いが資料によって違う等の様々な問題点が挙がってきました。
※上記の問題点が出てしまっている理由としましては、新築時の建築業者及び販売時の不動産業者に問題があったと考えざるを得ません。

物件を商品化する為に解決しなくてはならない問題点はこれだけではなく、他にも多くの問題点が見つかり、売却は困難な状態でした。
それでも、依頼者様達の事を考えると、この案件を途中で放り投げる事はできませんでした。
その後も役所等の機関に何度も調査及び相談に通って問題点を一つ一つ解決し、協力関係業者様達の力も借りて、物件を商品化できる所までたどり着きました。

物件を商品化できた後は、「リースバック方式」に理解と協力のある購入者様探しに尽力し、
適切な時期と方法での広告宣伝や独特な人脈を駆使して、「リースバック方式」に理解と協力のある購入者様を見つける事ができました。

リースバック物件の購入者様は、当然ながら利回り率を重要視します。支出（購入価格）と収入（家賃料）の割合です。
今回の売主様は糖尿病が悪化した事が原因で無収入になり、生活保護を受けざるを得なくなった方です。当然ながら相場以上もしくは同等の家賃は支払えません。
かといって、更に売価を下げる事は債権者も簡単には納得しません。それでなくとも損切りをしているのですから。

両者（債権者と購入者）の利害が反する事項に対して、双方から妥協を得るのが仲介業者の力量です。
リースバック及び、任意売却が成功するか否かはあなたが依頼する仲介業者の力量による事になります。
それには、『債権者・債務者様との交渉を仲介業者がどれだけの力量と誠意をもって行えるか』だとの信念（現在までの成功事例から）で弊社は行動しています。

せっかく購入したマイホームを競売で競落される状態になった時のあなたのお気持ちは、このような仕事を神奈川県の横浜市を中心に20年以上もしておればイヤという程解ります。
問題解決に向けて、これからお互い一緒に頑張りましょう！